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エア・インディア、ロシアに緊急着陸で代替機を派遣

6月7日、インドの航空大手エア・インディアは、インドのデリーから米サンフランシスコに向かう途中でエンジントラブルが発生してロシアの極東地域に緊急着陸したボーイング777機の乗客を目的地まで送り届けるため、代替機を派遣した。写真は2020年、キーウで撮影されたエア・インディア機(2023年 ロイター/Gleb Garanich)
[ニューデリー/ワシントン 7日 ロイター] - インドの航空大手エア・インディアは7日、インドのデリーから米サンフランシスコに向かう途中でエンジントラブルが発生してロシアの極東地域に緊急着陸したボーイング777機の乗客を目的地まで送り届けるため、代替機を派遣した。インドのシンディア民間航空・鉄鋼相が明らかにした。
エア・インディアはその後、代替機が全ての乗客・乗員を乗せてサンフランシスコに向けて出発したと発表した。
エア・インディアの声明によると、緊急着陸した旅客機に搭乗していた乗客216人と乗員16人は、極東マガダン空港のインフラが限定されているため、現地の仮設施設に収容されていた。
米国と欧州連合(EU)が航空機および部品の対ロシア輸出を制裁により制限する中、緊急着陸したボーイング機をいかに早く修理できるかを巡って、疑念が生じている。同機のエンジンは米ゼネラル・エレクトリック(GE)が製造している。
シンディア氏は記者団に、緊急着陸した旅客機は修理する必要があり、整備士が代替機で現地に向かっていると説明。「修理にどの程度の時間を要するかは分からないが、旅客は最終目的地まで送り届けられる」と述べた。
マガダン空港の関係者はロイターに、エア・インディアの整備士が予備の部品とともに代替機で到着する予定だと話した。