ニュース速報

ワールド

エア・インディア、ロシアに緊急着陸で代替機を派遣

2023年06月08日(木)09時57分

 6月7日、インドの航空大手エア・インディアは、インドのデリーから米サンフランシスコに向かう途中でエンジントラブルが発生してロシアの極東地域に緊急着陸したボーイング777機の乗客を目的地まで送り届けるため、代替機を派遣した。写真は2020年、キーウで撮影されたエア・インディア機(2023年 ロイター/Gleb Garanich)

[ニューデリー/ワシントン 7日 ロイター] - インドの航空大手エア・インディアは7日、インドのデリーから米サンフランシスコに向かう途中でエンジントラブルが発生してロシアの極東地域に緊急着陸したボーイング777機の乗客を目的地まで送り届けるため、代替機を派遣した。インドのシンディア民間航空・鉄鋼相が明らかにした。

エア・インディアはその後、代替機が全ての乗客・乗員を乗せてサンフランシスコに向けて出発したと発表した。

エア・インディアの声明によると、緊急着陸した旅客機に搭乗していた乗客216人と乗員16人は、極東マガダン空港のインフラが限定されているため、現地の仮設施設に収容されていた。

米国と欧州連合(EU)が航空機および部品の対ロシア輸出を制裁により制限する中、緊急着陸したボーイング機をいかに早く修理できるかを巡って、疑念が生じている。同機のエンジンは米ゼネラル・エレクトリック(GE)が製造している。

シンディア氏は記者団に、緊急着陸した旅客機は修理する必要があり、整備士が代替機で現地に向かっていると説明。「修理にどの程度の時間を要するかは分からないが、旅客は最終目的地まで送り届けられる」と述べた。

マガダン空港の関係者はロイターに、エア・インディアの整備士が予備の部品とともに代替機で到着する予定だと話した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ

ニュース速報

ビジネス

PwC豪州法人、グーグル以外の顧客にも税務機密情報

ビジネス

タイ中銀、予想外の利上げ 今年の経済成長予測を下方

ビジネス

中小賃上げ・国内先端投資促進減税制度を議論=新しい

ビジネス

蓄電池・EV・半導体など戦略分野の国内投資で新減税

MAGAZINE

特集:日本化する中国経済

特集:日本化する中国経済

2023年10月 3日号(9/26発売)

バブル崩壊危機/デフレ/通貨安/若者の超氷河期......。失速する中国経済が世界に不況の火種をまき散らす

メールマガジンのご登録はこちらから。

人気ランキング

  • 1

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があったのか

  • 2

    「可愛すぎる」「飼いたくなった」飼い主を探して家中さまよう子ヤギ、その必死さにネット悶絶

  • 3

    ロシア黒海艦隊、ウクライナ無人艇の攻撃で相次ぐ被害──「大規模反攻への地ならし」と戦争研究所

  • 4

    ウクライナが手に入れた英「ストームシャドウ」ミサ…

  • 5

    西日本最大級のグルメイベント「全肉祭」 徳島県徳…

  • 6

    最新兵器が飛び交う現代の戦場でも「恐怖」は健在...…

  • 7

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 8

    「中流階級」が50%以下になったアメリカ...縮小する…

  • 9

    ゼレンスキー、念願の最強戦車「エイブラムス」がウ…

  • 10

    中国高官がまた1人忽然と消えた...中国共産党内で何…

  • 1

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があったのか

  • 2

    マイクロプラスチック摂取の悪影響、マウス実験で脳への蓄積と「異常行動」が観察される

  • 3

    最新兵器が飛び交う現代の戦場でも「恐怖」は健在...「スナイパー」がロシア兵を撃ち倒す瞬間とされる動画

  • 4

    常識破りのイーロン・マスク、テスラ「ギガキャスト」に…

  • 5

    これぞ「王室離脱」の結果...米NYで大歓迎された英ウ…

  • 6

    「ケイト効果」は年間1480億円以上...キャサリン妃の…

  • 7

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 8

    J.クルーのサイトをダウンさせた...「メーガン妃ファ…

  • 9

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

  • 10

    ロシアに裏切られたもう一つの旧ソ連国アルメニア、…

  • 1

    イーロン・マスクからスターリンクを買収することに決めました(パックン)

  • 2

    <動画>ウクライナのために戦うアメリカ人志願兵部隊がロシア軍の塹壕に突入

  • 3

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗組員全員死亡説も

  • 4

    コンプライアンス専門家が読み解く、ジャニーズ事務…

  • 5

    「児童ポルノだ」「未成年なのに」 韓国の大人気女性…

  • 6

    サッカー女子W杯で大健闘のイングランドと、目に余る…

  • 7

    「これが現代の戦争だ」 数千ドルのドローンが、ロシ…

  • 8

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

  • 9

    墜落したプリゴジンの航空機に搭乗...「客室乗務員」…

  • 10

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があっ…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中