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ロシアがウクライナ民間施設をドローン攻撃、少なくとも9人死亡

3月22日、ウクライナ当局が発表したところによると、キーウ(キエフ)州の民間インフラが夜間にロシアの無人機(ドローン)による攻撃を受け、3人が死亡した。ルジシチフで撮影(2023年 ロイター/State Emergency Service of Ukraine)
[ルジシチフ(ウクライナ) 22日 ロイター] - ウクライナ当局が22日発表したところによると、キーウ(キエフ)州の民間インフラに対するロシアの無人機(ドローン)攻撃などで、少なくとも9人が死亡した。
当局によると、首都キーウの南約60キロに位置するルジシチフ市では、早朝に複数のドローン攻撃があり、寮2カ所と教育施設1カ所の一部が破壊された。少なくとも8人が死亡、7人が負傷した。
警察当局者は「(寮にいた)大多数の人々は、防空壕に入っていたため助かった」と述べた。
その数時間後、南東部ザポロジエにもミサイル攻撃があり、住宅2棟が損壊した。地元当局によると、1人が死亡し、33人が病院に搬送された。
ゼレンスキー大統領は、20機以上のイラン製ドローン、ミサイル、多数の砲撃による攻撃が行われたとツイートし、「ウクライナに対するロシアのテロだ」と非難した。
また「誰かがロシアで『平和』という言葉を聞こうとするたびに、このような犯罪的な攻撃の命令が下される」と述べた。中国の習近平国家主席の22日までのロシア公式訪問に言及したとみられる。
ゼレンスキー氏はザポロジエへの攻撃について「獣のような残忍」な行為と表現した。
ウクライナ軍は、ロシアがウクライナに向けて夜間に飛ばした21機のドローンのうち16機を撃墜したと発表した。
ロシアからは今のところコメントは出ていない。
ロイターは最新の戦況を独自に確認できていない。
*動画を付けて再送します。