ニュース速報
ワールド
カタルーニャ州、住民投票巡りEUに介入求める

9月28日、スペイン北東部カタルーニャ自治州のルメーバ外交問題担当相は、欧州連合(EU)に対し、同州独立の是非を問う住民投票の実施を認めるようスペインに働きかけるべきだとの考えを示した。写真は禁止された独立投票に対して抗議する学生たち。バルセロナで撮影(2017年 ロイター/JUAN MEDINA)
[ブリュッセル 28日 ロイター] - スペイン北東部カタルーニャ自治州のルメーバ外交問題担当相は、欧州連合(EU)に対し、同州独立の是非を問う住民投票の実施を認めるようスペインに働きかけるべきだとの考えを示した。
同州は来月1日に予定通り投票を決行する方針だが、スペイン政府は投票を違憲とし、警察に投票所の封鎖を指示している。
同相は、ブリュッセルで記者会見し「市民権が侵され、スペインにおける民主主義の質が損なわれている。われわれはEUの各機関に対し、(EU条約の)価値観と原理に敬意を払って行動するよう求める」と述べた。
また、欧州委員会はこの問題に関する対話を求めておらず、スペイン政府の「抑圧行為」に加担しているとみなされていると指摘。政府高官や市長、ジャーナリストは嫌がらせの標的にされていると述べた。
欧州委員会は、スペインの憲法を尊重するとの姿勢を示している。