ニュース速報

ワールド

インタビュー:英離脱の障壁、政治的駆け引きのみ=英貿易相

2017年07月08日(土)09時39分

 7月7日、英国のフォックス国際貿易相(写真)は、経済のためになることを政治的駆け引きが阻害しない限り、欧州連合(EU)との現在の貿易協定をEU離脱後に複製することを妨げる要素はないとロイターに語った。米メリーランド州で6月撮影(2017年 ロイター/Joshua Roberts)

[パリ 7日 ロイター] - 英国のフォックス国際貿易相は7日、経済のためになることを政治的駆け引きが阻害しない限り、欧州連合(EU)との現在の貿易協定をEU離脱(ブレグジット)後に複製することを妨げる要素はないと述べた。

パリ訪問中のフォックス氏はロイターに対して「EUとは既に関税がゼロであるほか、同等な規制を設けている。関税の枠組みも機能している状態だ」とし、「それを複製できない唯一の理由としては、経済のためになることを政治的駆け引きが邪魔した場合だ」と述べた。

EU側の交渉担当者を務めるミシェル・バルニエ氏は前日、英国がEUとの将来的な関係において「越えてはならない一線」と称するものは、英国が確実に単一市場と関税同盟を離脱することを意味し、それなりの結果を招くだろうと発言している。英国はこれに対し、「極力摩擦のない」貿易関係を望むと返した。

EUは6日、日本と広範囲の分野にわたる経済連携協定(EPA)の締結で大枠合意した。ブレグジット後、英国が日本と同じような協定を結べるかどうか、そして英国における日本の製造業の将来についても疑問が浮上した。

フォックス氏はこうした懸念に対して「英国がEUを離脱する前に協定が承認されれば、それを過渡的に英国の法律へ採用すれば良いことだ」と一蹴。「承認されなければ、ひな型はあるため、必要であれば調整することができる」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナ高官、「国益守られる」と評価 有志国会合

ビジネス

ユーロ圏消費者物価、12月2%に減速 ECB目標と

ビジネス

独失業者数、12月は予想下回る増加 失業率6.3%

ビジネス

シェブロン、ルクオイル海外資産入札でPEと連携 2
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが「手紙配達」をやめた理由
  • 4
    「見ないで!」お風呂に閉じこもる姉妹...警告を無視…
  • 5
    トランプがベネズエラで大幅に書き換えた「モンロー…
  • 6
    「悪夢だ...」バリ島のホテルのトイレで「まさかの事…
  • 7
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 8
    若者の17%が就職できない?...中国の最新統計が示し…
  • 9
    マドゥロ拘束作戦で暗躍した偵察機「RQ-170」...米空…
  • 10
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 7
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 8
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 9
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 10
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中