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米上院、6187億ドルの国防権限法を可決

2016年12月09日(金)12時49分

 12月8日、米上院は、2017会計年度(16年10月─17年9月)の国防権限法(NDAA)の妥協案を賛成92、反対7の圧倒的多数で可決した。写真はオバマ米大統領。ワシントンで11月撮影(2016年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 8日 ロイター] - 米上院は8日、2017会計年度(16年10月─17年9月)の国防権限法(NDAA)の妥協案を賛成92、反対7の圧倒的多数で可決した。総額は6187億ドル。

NDAAは先週、下院でも圧倒的多数で可決された。成立に向け、オバマ大統領に送られる。

ホワイトハウスの報道官は8日の会見で、法案について報告する立場にまだないと述べた。

オバマ政権で最後となるNDAAでは、軍事支出が32億ドル増加。軍事基地の閉鎖を禁止し、現役の兵力の計画的削減も阻止した。

キューバのグアンタナモ収容所から米国への囚人の移送を禁じる政策は維持される。オバマ氏は同収容所の閉鎖を目指していたが、トランプ次期米大統領は収容所を維持し、拡大する意向を示している。

ロイター
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