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スペイン6月26日に再選挙、難局打開困難との予想も

2016年05月04日(水)03時12分

 5月3日、スペイン国王フェリペ6世は議会を解散し、6月26日に再選挙が行われることとなった。写真はクリストファー・コロンブス像とスペイン国旗。3月7日撮影。(2016年 ロイター/Paul Hanna )

[マドリード 3日 ロイター] - スペイン国王フェリペ6世は3日、議会を解散し、6月26日に再選挙が行われることとなった。

昨年12月の総選挙で過半数を獲得した政党が無く、主要4政党が連立協議を続けたが、経済政策のほか、カタルーニャ自治州独立の動きへの対応などで、意見の隔たりが大きく決裂した。

各種世論調査の結果によると、政治の難局は再選挙後もほとんど打開されない可能性があるという。

選挙戦は6月10日に正式に始まる予定で、再選挙を行うに至った責任の所在が主要争点になる公算が大きい。

反緊縮を掲げるポデモスが、元共産党の統一左翼(IU)と手を結び、社会労働党を大きく脅かす可能性も指摘されるなど、一部政党間で連立に向けた検討作業がすでに始まっている。

不透明な政治情勢は、景気回復の腰を折りかねないとの見方も出ている。公的部門の赤字縮小も課題だ。

ロイター
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