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米中西部の洪水で31人以上が死亡、ミシシッピ川流域の警戒続く
1月1日、米中西部・南部で昨年末から続く記録的な大雨により洪水被害が広がっている。前週、オハイオ・リバー・バレーからオクラホマ州東部にかけての地域で起きた河川の氾濫によって少なくとも31人が死亡、数千人の住民が避難を余儀なくされた。写真はミシシッピ川の氾濫によって洪水が起きたセントルイス。12月31日撮影(2016年 ロイター/Kate Munsch)
[1日 ロイター] - 米中西部・南部で昨年末から続く記録的な大雨により洪水被害が広がっている。前週、オハイオ・リバー・バレーからオクラホマ州東部にかけての地域で起きた河川の氾濫によって少なくとも31人が死亡、数千人の住民が避難を余儀なくされた。
ミシシッピ川やその支流の水位が記録的な水準に上昇、一部で氾濫しており、被害はさらに広がる可能性がある。
国立測候所によると、ミシシッピ川はイリノイ州のテベスで3日にも水位が14メートルに達し、1995年に観測された過去最高記録を超える見通しだという。
テネシー州ではエクソン・モービル
イリノイ州では12の郡が被害地域に認定され、ロウナー州知事は州兵を動員し、避難地域での安全確保などにあたっている。
例年、米国中西部で洪水が起きるのは雪解けの時期に当たる春先だが、12月に温暖な気候が続いたことから雨量が増加し、冬季の洪水につながった。洪水が始まった後に気温が低下したことも状況を一層厳しいものにしている。