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米司法省、産業スパイ罪で中国人6人起訴 天津大教授など

2015年05月20日(水)17時12分

 5月19日、米司法省は、米半導体メーカー2社から企業秘密を盗んだ産業スパイの罪で、天津大教授を含む中国籍の6人を起訴したと発表した。写真は、米司法省のロゴ、11日撮影(2015年 ロイター/Denis Balibouse)

[ワシントン/北京 19日 ロイター] - 米司法省は19日、米半導体メーカー2社から企業秘密を盗んだ産業スパイの罪で、天津大教授を含む中国籍の6人を起訴したと発表した。

被告の1人である張浩教授(36)は16日、中国からロサンゼルスに到着した後に逮捕された。他の5人は中国にいるとみられる。

張教授と別の天津大教授2人は、米アバゴ・テクノロジーズと米スカイワークス・ソリューションズからソースコードや他の機密情報を盗んだとされている。3人のうち2人は過去にこれら2社で勤務していた。

米当局によると、張教授らが天津で企業を立ち上げ、2社から盗んだ機密情報を利用した疑いがある。

アバゴとスカイワークスは、圧電薄膜共振器技術を専門としている。同技術は主にモバイル端末に使われるが、軍事システムへの応用も可能だという。

中国外務省の報道官は20日の定例会見で、中国人が起訴されたことに「強い懸念」を表明した。

*内容を追加しました。

ロイター
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