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中国のNZ産粉ミルク需要が急減、乳業大手への脅迫受け

2015年03月11日(水)16時36分

[ウェリントン/上海 11日 ロイター] - ニュージーランド乳幼児用粉ミルク輸出協会のマイケル・バーネット会長は11日、同国の乳業大手フォンテラが粉ミルクに毒物を混入させると脅迫を受けて以降、中国からの粉ミルク需要が急減したと明らかにした。

ニュージーランド警察は10日、昨年11月に同社に対し、脅迫状とともに害虫駆除に用いられる「1080」と呼ばれる毒物を混入した粉ミルクの包みが届いたと公表。

中国政府はニュージーランド産粉ミルクの輸入検査を強化する方針を示した。

中国はニュージーランドにとって乳製品の最大の輸出相手国で、2014年の輸出額は31億1000万ドルと、世界全体の輸出の3分の1近くに上った。

バーネット氏はロイターに対し、中国で粉ミルクを販売しているニュージーランドの小規模企業ではすでに受注が減少していると指摘。

「流通網ですでに影響がみられており、発注が削減されている。一部では最大70%減らされている」とした。同協会はフォンテラやその他のニュージーランド乳製品企業が製造した商品を販売する小規模企業などから構成されている。

※英文参照番号[nL4N0WD1M2](契約の内容によっては英文がご覧いただけない場合もあります)

ロイター
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