仏ペルノ・リカール、7─9月は減収 米中が低迷

１０月１６日、 仏酒類大手ペルノ・リカールは第１・四半期（７─９月）の売上高が前年同期比７．６％減の２３億８４００万ユーロ（２７億８０００万ドル）になったと発表した。インド・グルグラムにある同社オフィスで２０２２年４月撮影（２０２５年　ロイター/Aditya Kalra）

Dominique Vidalon　Emma Rumney

[パリ １６日 ロイター] - 仏酒類大手ペルノ・リカールは１６日、第１・四半期（７─９月）の売上高が前年同期比７．６％減の２３億８４００万ユーロ（２７億８０００万ドル）になったと発表した。

米中の需要低迷と在庫調整が主因。アナリスト予想は７．１％減だった。

通期では引き続き売上高の回復を予想。免税店のコニャック販売増加やベース効果で下半期を中心に回復が見込まれるという。

米国の売上高は１６％減。関税を巡る不確実性で流通業者が昨年度末に在庫を積み増したため、在庫調整が続いた。

中国の売上高は２７％減。夏から中秋節にかけて消費需要が低迷した。

インドでは７月にマハラシュトラ州で同社に不利な税制変更があったものの、売上高は３％増加した。