ニュース速報
ビジネス

NY市場サマリー(9日)円下げ止まらず、株下落・利回り横ばい

2025年10月10日(金)07時00分

<為替> 円の下落基調が止まらず、一時1ドル=153.23円と2月中旬以来の安値に下落した。自民党の高市早苗新総裁は、通貨の方向性について市場に信頼感を与えることができていない。

終盤のドル/円 は0.27%高の153.09円。

  フランスのルコルニュ首相が6日に辞任して以降、政治的不確実性が高まる中でユーロも下落基調が続いている。

ユーロ/ドルは0.61%下落し1.1555ドル。一時、8月5日以来の安値となる1.1545ドルまであった。

<債券> 国債利回りがほぼ変わらずだった。政府機関の一部閉鎖が2週間目に突入する中、今後の経済の動向について手掛かりを探る展開が続いている。

この日実施された30年債入札に堅調な需要を確認したため、30年債利回りは低下した。

指標となる10年国債利回りは小幅上昇の4.142%。

30年債利回りは小幅低下し4.723%。

2年債利回りは1.3ベーシスポイント(bp)上昇の3.597%。

<株式> 下落して取引を終えた。経済指標など市場のセンチメントを左右する材料がなく、第3・四半期決算シーズンを前に様子見となった。

主要株価3指数はS&P総合500種とナスダック総合が前日に付けた終値での最高値からやや後退。ダウ工業株30種の下落率が最大だった。

住宅と住宅建設は利益率と需要を巡る懸念からともに2%超下落し、市場をアンダーパフォームした。

デルタ航空は4.3%上昇。9日発表した第3・四半期決算が予想を上回ったほか、第4・四半期についても明るい見通しを示した。

会員制量販店コストコホールセールは9月の売上高を発表した後、3.1%上昇した。

<金先物> 利益確定の売りに押され、5営業日ぶりに反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比97.90ドル(2.41%)安の1オンス=3972.60ドル。

<米原油先物> 中東の地政学リスクが後退するとの観測やドル高が圧迫要因となり、5営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物は前日清算値(終値に相当)比1.04ドル(1.66%)安の1バレル=61.51ドルだった。12月物は0.99ドル安の61.03ドル。

ドル/円 NY終値 153.06/153.08    

始値 152.66    

高値 153.23      

安値 152.23      

ユーロ/ドル NY終値 1.1563/1.1566    

始値 1.1618    

高値 1.1622      

安値 1.1543      

         

  米東部時間      

30年債(指標銘柄) 17時05分 100*13.50 4.7231%

  前営業日終値 100*13.00 4.7240%  

10年債(指標銘柄) 17時05分 100*27.50 4.1423%

  前営業日終値 100*30.50 4.1310%  

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*16.00 3.7359%

  前営業日終値 99*18.00 3.7220%  

2年債(指標銘柄) 17時03分 99*26.13 3.5968%

  前営業日終値 99*26.88 3.5840%  

         

   終値 前日比 %  

ダウ工業株30種 46358.42 -243.36 -0.52

 前営業日終値 46601.78      

ナスダック総合 23024.63 -18.75 -0.08

 前営業日終値 23043.38      

S&P総合500種 6735.11 -18.61 -0.28

 前営業日終値 6753.72      

         

COMEX金 12月限 3972.6 ‐97.9  

前営業日終値 4070.5      

COMEX銀 12月限 4715.7 ‐183.7  

前営業日終値 4899.4       

北海ブレント 12月限 65.22 ‐1.03  

前営業日終値 66.25      

米WTI先物 11月限 61.51 ‐1.04  

前営業日終値 62.55      

CRB商品指数 299.3251 ‐2.7940  

前営業日終値 302.1191      

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ペルー議会、ボルアルテ大統領の罷免可決 保守政党も

ワールド

英財務相、公約破り所得税引き上げを=シンクタンク

ワールド

石破首相、午後5時半から会見

ビジネス

5年後の物価予想、「上がる」は84.8%で6年ぶり
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国EVと未来戦争
特集:中国EVと未来戦争
2025年10月14日号(10/ 7発売)

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル賞の部門はどれ?
  • 3
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 4
    あなたは何型に当てはまる?「5つの睡眠タイプ」で記…
  • 5
    50代女性の睡眠時間を奪うのは高校生の子どもの弁当…
  • 6
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 7
    史上最大級の航空ミステリー、太平洋上で消息を絶っ…
  • 8
    底知れぬエジプトの「可能性」を日本が引き出す理由─…
  • 9
    いよいよ現実のものになった、AIが人間の雇用を奪う…
  • 10
    米、ガザ戦争などの財政負担が300億ドルを突破──突出…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 3
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    赤ちゃんの「耳」に不思議な特徴...写真をSNS投稿す…
  • 6
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 7
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 8
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 9
    祖母の遺産は「2000体のアレ」だった...強迫的なコレ…
  • 10
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中