アマゾン配送ドローン2機が衝突事故、米ＮＴＳＢとＦＡＡが調査へ

　１０月２日、米運輸安全委員会（ＮＴＳＢ）と連邦航空局（ＦＡＡ）は、アマゾン・ドット・コムの配送用ドローン２機が１日に南西部アリゾナ州トレソンでクレーン車に衝突した事故について調査すると発表した。写真は、仏ナント近郊カルクフーにあるアマゾンのロジスティクス・センターに掲げられたロゴ。２０２４年１０月撮影（２０２５年　ロイター/Stephane Mahe）

David Shepardson

[ワシントン ２日 ロイター] - 米運輸安全委員会（ＮＴＳＢ）と連邦航空局（ＦＡＡ）は２日、アマゾン・ドット・コムの配送用ドローン２機が１日に南西部アリゾナ州トレソンでクレーン車に衝突した事故について調査すると発表した。

アマゾンは２０２４年１１月に同州フェニックス都市圏のウエストバレー地区で、トレソンの当日配送拠点からドローンによる配送を開始したと発表した。同社は２日、同州におけるドローン配送サービス「アマゾンプライムエア」を一時停止したと明らかにした。

アマゾンによると、トレソン拠点近隣の顧客は重量５ポンド以下の対象商品を購入すれば１時間以内にドローンで配達されるという。

アマゾンは２０３０年末までに年間５億個の荷物をドローンで配送する目標を掲げている。

米運輸省は８月、ドローンを小包の配達など商業用に利用する事業を推進するため、オペレーターの視界を超える範囲でのドローンの導入加速に向け新たな規則を提案した。