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米国株式市場=主要3指数が最高値、利下げ再開を好感 インテル急騰

2025年09月19日(金)06時40分

9月18日、米国株式市場は、主要3指数が終値ベースで過去最高値を更新した。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[18日 ロイター] - 米国株式市場は、主要3指数が終値ベースで過去最高値を更新した。前日は米連邦準備理事会(FRB)が昨年12月以来6会合ぶりに利下げを決定。この日は半導体大手エヌビディアがインテルに50億ドル出資すると発表したことを受け、インテルが急騰した。

インテルは22.8%上昇し、1987年10月以来の大幅上昇を記録。エヌビディアも3.5%高となった。    これを受けてフィラデルフィア半導体指数は3.6%上昇。ハイテク株比率が高いナスダック総合やS&P500情報技術指数を押し上げた。    小型株指数のラッセル2000は終値での最高値を更新。小型株は低金利環境でアウトパフォームする可能性が高い。    FRBのパウエル議長は17日、雇用市場の軟化が優先事項だと強調し、今後の会合でさらなる利下げを行う可能性を示唆した。    CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は「市場は景気下支えと割高なバリュエーションの正当化を求めており、金利低下の見通しはその一助になる」と述べた。

米労働省が発表した9月13日までの1週間の新規失業保険申請件数は、3万3000件減の23万1000件となった。急増基調は反転したが、労働需要と供給がともに減少したため、労働市場は軟化している。    LSEGがまとめたデータによると、市場は年内に約44.2ベーシスポイント(bp)の利下げを織り込んでいる。    クラウドストライクは12.8%上昇。少なくとも9つの証券会社が目標株価を引き上げた。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.87対1の比率で上回った。ナスダックでも2.5対1で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は193億株。直近20営業日の平均は166億7000万株。

   終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 46142.42 +124.10 +0.27 46056.55 46317.52 45954.73

 前営業日終値 46018.32  

ナスダック総合 22470.73 +209.40 +0.94 22439.11 22540.93 22358.49

 前営業日終値 22261.33  

S&P総合500種 6631.96 +31.61 +0.48 6626.85 6656.80 6611.89

 前営業日終値 6600.35  

ダウ輸送株20種 15642.24 +139.97 +0.90

ダウ公共株15種 1085.45 -0.50 -0.05

フィラデルフィア半導体 6278.16 +217.95 +3.60

VIX指数 15.70 -0.02 -0.13

S&P一般消費財 1935.03 -9.85 -0.51

S&P素材 575.57 -0.81 -0.14

S&P工業 1287.96 +13.45 +1.06

S&P主要消費財 879.51 -9.19 -1.03

S&P金融 898.07 +0.58 +0.06

S&P不動産 262.56 +0.15 +0.06

S&Pエネルギー 680.92 -2.95 -0.43

S&Pヘルスケア 1596.86 +2.85 +0.18

S&P通信サービス 436.29 +1.23 +0.28

S&P情報技術 5455.35 +73.15 +1.36

S&P公益事業 426.07 +0.22 +0.05

NYSE出来高 12.84億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 45685 + 465 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 45595 + 375 大阪比  

ロイター
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