英GDP、7月は前月比横ばい 製造業急減で下半期は弱い出足

9月12日、英国立統計局(ONS)が発表した7月の国内総生産(GDP)は前月比横ばいと、市場予想と一致した。写真は昨年10月、コブハムにあるスーパーマーケットで撮影(2025年 ロイター/Mina Kim)
David Milliken Suban Abdulla
[ロンドン 12日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が12日発表した7月の国内総生産(GDP)は前月比横ばいと、市場予想と一致した。工業生産が急減したことが要因で、下半期の英国経済が弱いスタートとなった。
6月は0.4%増だった。
製造業は前月比1.3%減と大幅なマイナスとなった。コンピューター、電子機器、医薬品を中心に幅広い品目で減少した。一方、サービス部門は前月比0.1%増と、予想をわずかに上回った。
イングランド・ウェールズ勅許会計士協会(ICAEW)の経済担当ディレクター、スレン・ティル氏は、「7月の減速は恐らく経済にとってより抑制された局面の始まりだ。暖かい天候による景気回復が見込まれていたが、インフレ率の上昇と失業の増加により8月の経済活動が抑制された可能性が高い」と述べた。
GDPの発表後、ポンドは小幅に下落したが、その後、値を戻した。市場は引き続き年内の追加利下げの確率を40%前後と予想している。
ティル氏は、インフレ率が目標の2%をさらに上回る見込みだとして、イングランド銀行(英中央銀行)は来週の金融政策委員会で追加利下げを見送ると予想した。
7月のGDPは前年同月比では1.4%増。6月と同水準だった。ロイターがまとめた市場予想の1.5%増をわずかに下回った。
第1・四半期は前期比0.7%増、第2・四半期は0.3%増と、比較的堅調に推移した。政府支出の増加や、米関税導入前の駆け込み輸出が寄与した。
ただ、エコノミストは下半期の景気鈍化を予想。関税が外需の重しとなり、国内の労働市場も軟化するとみている。
同時に発表となった7月の英国のモノの貿易赤字は222億4400万ポンド(約302億ドル)と、6月の221億5600万ポンドから拡大し、2022年1月以降で最大となった。
英国のモノの対米輸出は関税導入前の水準を引き続き下回っているが、6月から7月にかけての赤字拡大は主に欧州連合(EU)からの輸入増加を反映している。
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