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午後3時のドルは147円前半、パウエル発言後の買い戻しも一巡 

2025年08月25日(月)15時59分

 8月25日、午後3時のドルは、前週末ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の147円前半で推移している。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Atsuko Aoyama

[東京 25日 ロイター] -

午後3時のドルは、前週末ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の147円前半で推移している。パウエル連邦準備理事会(FRB)議長講演後のドル/円急落を受けて午前は買い戻しが先行したが、その後はじり安となった。

ドルは午前に、147.52円まで買い戻されたあと、午後にかけてはじりじりと売られる展開となった。きょうは実需の売買が集まる五・十日に当たり、仲値公示にかけては輸入企業の買いも入ったとみられる。

FRB議長講演については、強い経済指標などを受けてタカ派的な内容になるとの見方が直前に強まり、ドル/円の上昇につながっていたことから、講演後はその上昇分が剥落する形でドル/円は2円以上下落した。

三井住友銀行チーフ為替ストラテジストの鈴木浩史氏は、パウエル氏の講演を受けて、労働市場の状況を差し置いて据え置きを決定するにも「ハードルが高く、ゆっくりとしたペースの利下げを市場参加者としては織り込みやすい」と指摘する。

一方、追加利下げなど今後の道筋はみえず、年末にかけてインフレに対する関税の影響が出てくることへの警戒感はあまり変わらないため、鈴木氏は「際どい判断が続く」として、145円を割り込むほどのドル安/円高は想定しづらいと話している。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 147.28/147.3 1.1700/1.17 172.35/172.

2 02 36

午前9時現在 147.26/147.2 1.1707/1.17 172.42/172.

8 10 43

NY午後5時 146.93/146.9 1.1715/1.17 172.20/172.

6 18 25

ロイター
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