ヘッジファンド、先週日本株買い増し 韓国株をショート=モルガン・スタンレー

8月13日、モルガン・スタンレーによると、世界のヘッジファンドは先週、日本株の保有を増やした。写真は12日、都内にある野村證券のトレーディングフロアで撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
Summer Zhen
[香港 13日 ロイター] - モルガン・スタンレーによると、世界のヘッジファンドは先週、日本株の保有を増やした。日経平均は今週、米関税懸念の後退で連日で最高値を更新した。
12日に顧客に送付されたモルガン・スタンレーのプライム・ブローカー・チームのメモによると、ヘッジファンドの日本株へのグロスエクスポージャーは先週、「比較的大きく」拡大し、ロング(買い持ち)がショート(売り持ち)を上回った。
BofAの機関投資家調査によると、アジア地域では引き続き日本が群を抜いて選好されている。
モルガン・スタンレーによると、ヘッジファンドは日本のテクノロジー株と産業セクター全体でポジションを構築した。台湾株と豪州株にも投資した。
一方、韓国株はショートが拡大した。韓国株は年初来で30%以上上昇。8月初め時点のヘッジファンドの韓国株へのネットのアロケーションは10年ぶり高水準に近い水準だったという。
香港上場の中国テック企業株への資金流入は引き続き低調だった。