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仏ダノン、米国で肥満症薬使用者向けに新飲料発売 筋肉維持を補助

2025年08月12日(火)14時21分

 8月12日 フランス食品大手ダノンは、デンマーク製薬大手ノボノルディスクの「ウゴービ」など肥満症治療薬を使用している消費者向けの新飲料「オイコス」を米市場に投入する。写真はダノンのロゴ。4月14日、パリ近郊のリュエイユマルメゾンで撮影(2025年 ロイター/Stephanie Lecocq)

Jessica DiNapoli

[ニューヨーク 11日 ロイター] - フランス食品大手ダノンは、デンマーク製薬大手ノボノルディスクの「ウゴービ」など肥満症治療薬を使用している消費者向けの新飲料「オイコス」を米市場に投入する。肥満症治療薬を服用で失われがちな筋肉の維持に効果を持つ。

「ゼップバウンド」などGLP―1受容体作動薬の肥満症薬は脂肪ではなく筋肉を失わせることが少なくなく、タンパク質の摂取量を増やすなど食事の見直しが必要となる。

ダノンの新飲料「オイコス・フュージョン」は、筋肉を増やして維持するのに役立つビタミンDとホエイプロテインなどの栄養素が含む。

製薬会社が錠剤タイプの肥満症薬の開発を進める中、こうした食品の市場は拡大が見込まれている。

ダノンは第2・四半期の北米売上高が前年同期比2%超増加し、主にヨーグルトの形で販売されているオイコスがけん引役となった。

オイコス・フュージョンはまず小売り大手ウォルマートで販売され、価格は1本2.12ドル。

ロイター
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