米アンダーアーマー、一段減収見込む 関税コスト上昇リスク

米スポーツ用品大手アンダーアーマーは8日、7─9月期に売上高が一段と減少するとの見通しを示した。ニューヨークで2022年2月撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)
Neil J Kanatt
[8日 ロイター] - 米スポーツ用品大手アンダーアーマーは8日、7─9月期に売上高が一段と減少するとの見通しを示した。需要低迷とともに、関税関連コストが年間で1億ドル増加すると見込んだ。
これが弱材料となり、同社の株価は約20%下落した。
アンダーアーマーは5月時点で、商品全体の約30%をベトナム、15%をインドネシアから調達していた。トランプ米大統領からベトナム製品に20%、インドネシア製品には19%の関税を課されるリスクに直面している。
デーブ・バーグマン最高財務責任者(CFO)は電話会見で「今年の新たな関税コストと需要への影響を考慮すると、調整後の営業利益は2025年度の水準のほぼ半分だ」と予想した。 同社は、7─9月期の売上高が6─7%減少し、LSEGがまとめたアナリスト予想平均(2.9%減)より悪化すると見込んでいる。