都区部コアCPI、7月は+2.9%に鈍化 エネルギーがマイナス転換

7月25日、総務省が発表した7月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は110.5となり、前年同月比2.9%上昇した。写真は、新宿の高層ビル群。2017年1月、東京で撮影(2025年 ロイター/Toru Hanai)
Takahiko Wada
[東京 25日 ロイター] - 総務省が25日に発表した7月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は110.5となり、前年同月比2.9%上昇した。伸び率は前月の3.1%を下回り、4カ月ぶりに2%台になった。エネルギー価格が2024年4月以来のマイナスとなり、コアCPIの伸びを抑えた。
コアCPIの伸び率は、ロイターがまとめた民間予測(同3.0%上昇)を下回った。
エネルギー価格は0.8%下落。電気代は0.5%下落、都市ガス代は1.5%下落で、いずれもマイナスに転じた。昨年7月に政府の電気・ガス価格激変緩和対策が終了したことを受けて伸び率が急拡大した反動が出た。水道代も34.6%下落。水道の基本料金無料化の影響で6月から大幅な下落となっている。
教養娯楽用耐久財は1.7%下落。一部メーカーでノート型パソコンの値下げがあった。
一方、生鮮食品を除く食料は7.4%上昇し、前月の7.2%上昇を上回った。伸び率の拡大は7カ月連続。市況高騰による価格転嫁でチョコレートが49.7%上昇、コーヒー豆が53.8%上昇となった。コメ類は81.8%上昇で、3カ月連続で伸び率が縮小した。
コア対象522品目のうち、上昇が363、下落が95、変わらずが63、非調査対象が1。上昇品目は前月の365を下回った。
生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数(コアコアCPI)は3.1%上昇で、伸び率は前月と変わらず。総合指数は2.9%上昇となり、伸び率が鈍化した。
財・サービス別で、サービス価格は2.1%上昇で前月と伸び率は変わらず。
<コアCPIの伸び率、もう一段縮小か>
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの藤田隼平主任研究員は、コアCPIの伸び率が先行きもう一段縮小するとみている。政府の電気・ガス料金支援策で8月の都区部CPIからエネルギー価格に下方圧力が掛かることが主因だという。
藤田氏はまた、生鮮食品を除く食料について「想定より早く加速のペースが鈍っている」と指摘。プラス幅の縮小開始が近いとみている。コメ価格の伸び率は依然として高いが「ピークアウト感が出ている」と話す。ただ、猛暑が続き、野菜やコメが生育不良となれば波乱要因になりかねないと警戒している。
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/東京都/web系SE・PG/港区
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
外資系メーカー営業「正社員/土日祝休み/年間休日125日」グローバル環境で活躍
株式会社一生懸命
- 東京都
- 月給26万5,000円~30万円
- 正社員
-
外資系メーカー営業「正社員/土日祝休み/年間休日125日」グローバル環境で活躍
株式会社一生懸命
- 東京都
- 月給26万5,000円~30万円
- 正社員
-
外資系メーカー営業「正社員/土日祝休み/年間休日125日」グローバル環境で活躍
株式会社一生懸命
- 東京都
- 月給26万5,000円~30万円
- 正社員