ドイツのEV販売、上半期に過去最高、登録車約2割=業界団体

7月16日、ドイツ連邦自動車局(KBA)は国内の電気自動車(EV)販売台数が今年上半期に過去最高を記録し、新規登録車の約5台に1台を占めたと発表した。ベルリン近郊の充電施設で2024年3月撮影(2025年 ロイター/Annegret Hilse)
[16日 ロイター] - ドイツ連邦自動車局(KBA)は16日、国内の電気自動車(EV)販売台数が今年上半期に過去最高を記録し、新規登録車の約5台に1台を占めたと発表した。長年の低迷を経て需要が回復しているという。
KBAによると、2025年上半期のドイツのEV販売台数は24万8726台で、前年同期から35%増加し、23年に記録した過去最高を上回った。
上半期の新車登録にEVが占めた割合は17.7%だが、新車登録台数は140万台と前年同期比4.7%減となった。
欧州自動車工業会(ACEA)によると、今年は全体の販売台数が減少しているにもかかわらずEVは大幅に増加しており、ドイツの伸びが最高水準となっている。
専門家らは、世界第2位のEV市場である欧州でEVへの関心が高まっている主な背景として、欧州連合(EU)の新たな排出ガス規制と、より安価なモデルの発売を挙げている。