午後3時のドルは147円前半、3週間ぶり高値更新後も堅調

7月14日、午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの147円前半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Shinji Kitamura
[東京 14日 ロイター] -
午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの147円前半で取引されている。米国が欧州連合(EU)に8月1日から30%の関税を課すと表明したことで朝方にユーロが売られ、ドルが買われたことで、一時147円半ばと3週間ぶり高値を更新した。ドルは日中も底堅い動きが続いた。
週明けアジア市場は、ユーロ安で取引が始まった。トランプ米大統領が12日、EU向けの書簡を自身のソーシャルメディアで公開したことで、ユーロは前週末終盤の1.16ドル後半から水準を切り下げ、取引開始直後に1.16ドル半ばへ下落。2週間半ぶり安値を更新した。
ドル買いは同時に対円でも強まり、朝方にドルは一時147.57円まで上昇し、6月23日以来、約3週間ぶり高値を付けた。
しかし、EUが13日に、米国の関税に対する対抗措置の停止期間を8月上旬まで延長し、交渉による解決を引き続き目指す方針を明らかにしたことなどもあり、ユーロ売りは勢いが限られ、ドル/円も次第に上値の重い展開となった。
市場では「ここ数カ月の取引レンジ上限である148円台が近づくと、そろそろ上昇は一服となるとみた短期筋が上値で売りに回る」(FX会社ディーラー)ことも、上値を抑える一因になったとの声が聞かれた。ドルは午前の取引で146円後半まで反落した。
戻り売りが一巡すると、ドルは147円台へ次第に反発。午後にかけて147円半ばへ切り返した。ユーロも1.16ドル半ばから後半で売買が交錯した。きょうの欧州市場がどのような反応を見せるかに関心が寄せられている。
米国で15日に発表される消費者物価指数(CPI)に注目する声もあった。トランプ氏は13日も、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長に対して「彼が辞めることを望む」と明言するなど、繰り返し利下げを求めているが、「関税引き上げの影響でインフレ率が上昇してくれば、こうした利下げ圧力は後退していく可能性が高い」(ふくおかフィナンシャルグループのチーフストラテジスト、佐々木融氏)ため、ドルが買われやすくなるという。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 147.36/147.37 1.1669/1.1671 171.96/171.97
午前9時現在 147.28/147.32 1.1682/1.1684 172.08/172.09
NY午後5時 147.40/147.43 1.1689/1.1691 172.31/172.36
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