三井住友FG、シンガポールにAI新会社 元MS幹部をCEOに起用

7月8日、三井住友フィナンシャルグループは、シンガポールにAIソリューション事業会社を設立すると公表した。写真は三井住友銀行のロゴ。2014年7月、都内で撮影(2025年 ロイター/Yuya Shino)
Miho Uranaka
[東京 8日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループは8日、シンガポールにAIソリューション事業会社を設立すると公表した。元マイクロソフトアジア社長のアーメッド・ジャミール・マザーリ氏がCEOに就任し、グループ全体のAI(人工知能)戦略を加速させる。
新会社では、企業向けにAIエージェントに関連するソリューションの開発、導入支援を行い、将来的には法人顧客への展開も見据える。
SMBCグループは現行の中期経営計画で8000億円のデジタル投資枠を確保し、次期中計期間までの合計で500億円を生成AIに活用する方針を示している。マザーリ氏をグループのAIトランスフォーメーションにおけるエグゼクティブアドバイザーとしても起用し、グローバル規模でのAI人材の獲得やデータインフラ整備を通じて、コア業務へのAIの実装などを図る。