ウニクレディトCEO、独首相にコメルツ銀買収の正当性訴え

イタリア大手銀行ウニクレディトのアンドレア・オルセル最高経営責任者(CEO)はドイツのメルツ首相に送った6月18日付の書簡で、同行がドイツのコメルツ銀行を買収する計画の正当性を改めて訴えた。写真は5月30日、ローマで撮影(2025年 ロイター/Remo Casilli)
[フランクフルト 2日 ロイター] - イタリア大手銀行ウニクレディトのアンドレア・オルセル最高経営責任者(CEO)はドイツのメルツ首相に送った6月18日付の書簡で、同行がドイツのコメルツ銀行を買収する計画の正当性を改めて訴えた。ロイターが書簡の写しを閲覧して確認した。
ウニクレディトは昨年にコメルツ銀行の株式を大量に取得し、完全買収を求めているが、コメルツ銀行の経営陣とドイツ政府は抵抗している。
オルセル氏は書簡に「私が再三申し上げているように、この件についてテーブルを囲んで座り、対面で話し合いたい」と記した。
書簡の存在は南ドイツ新聞が最初に報じた。書簡はドイツのクリンクバイル副首相兼財務相にも送られた。
メルツ氏とクリンクバイル氏はいずれも、ウニクレディトとコメルツ銀行の統合に反対すると表明している。
書簡は、両行の統合により「ドイツの国家を代表する新たな銀行が誕生する」と指摘。新銀行は「新政権が掲げる政策の柱であるドイツ経済の再生を支えることに専念する」と付け加えた。
オルセル氏は、統合後の新銀行が本社をどこに置くかはドイツの政治家が最終的な権限を持つことになると強調。「この問題を巡って慎重な対応が求められることは重々承知している。統合後の銀行の最終的な本社の場所はドイツ政府と該当する市長の裁量に委ねられる」と説明した。
さらにオルセル氏は、コメルツ銀行の支店網は守られ、融資などの業務に関して現地で判断する態勢は維持されると指摘。「現地で市場を中心に据えて判断するという原則は、われわれの企業文化の中枢であり、保証され続けるだろう」と断言した。
ウニクレディトはコメント要請に返答しなかった。コメルツ銀行はコメントを拒否した。
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