米AWSの生成AI責任者が退社、人材獲得競争激化

米アマゾン・ドット・コム傘下のクラウド世界最大手アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)で、生成人工知能(AI)開発の責任者を務めたバイスプレジデントのバシー・フィロミン氏が退職した。12日撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)
Greg Bensinger
[サンフランシスコ 26日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム傘下のクラウド世界最大手アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)で、生成人工知能(AI)開発の責任者を務めたバイスプレジデントのバシー・フィロミン氏が退職した。
米テック大手の間で生成AI部門の人材獲得競争が激化している。フィロミン氏はロイターへのメールで、AWSを退職し、別会社に移ったと述べた。ただ、詳細は明らかにしなかった。AWSの広報担当者もフィロミン氏の退職を確認した。
フィロミン氏はAWSに8年間勤務。生成AIの取り組みと製品戦略を主導し、基盤モデル「アマゾン・タイタン」の監督を担った。
広報担当者によると、以前アマゾン・エラスティック・ブロック・ストアを統括していたバイスプレジデントのラジェシュ・シェス氏がフィロミン氏の職務の一部を引き継いでいる。