JAL、AGPへの豪ファンドTOBに応募する予定はない

日本航空は6月23日、国内の主要10空港で電力供給などを行うエージーピー(AGP)に対する豪金融大手マッコーリー・グループ関連ファンドによる株式公開買い付け(TOB)について、保有株を応募する予定はないと発表した。写真は同社のロゴ。2020年10月、羽田空港で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 23日 ロイター] - 日本航空は23日、国内の主要10空港で電力供給などを行うエージーピー(AGP)に対する豪金融大手マッコーリー・グループ関連ファンドによる株式公開買い付け(TOB)について、保有株を応募する予定はないと発表した。
AGP株を計73.26%(3月末時点)保有するJALと日本空港ビルディング、ANAホールディングスの3社は、AGPを持続的に成長させ、中長期的に企業価値を向上させるとともに企業として社会的責任を果たしていく必要が考えていると説明。このため、同TOBに3分の2条件が付された場合に、それが充足されるとは想定していないとの見解を示した。
AGPに対してJALは、株式を非公開化するための株主提案を実施している。