SHEIN、手数料値上げと罰金に抗議 仏消費者に転嫁と警告

中国系の衣料ネット通販大手SHEIN(シーイン)のフランスの広報担当者は5月22日、欧州連合(EU)による低価格輸入品への手数料賦課案と、フランスのファストファッション罰則法案が可決された場合、仏消費者はコストが上乗せされた額を支払うことになるとけん制した。写真はシーインのポップアップストア。2023年5月、パリで撮影(2025年 ロイター/Johanna Geron)
[パリ 22日 ロイター] - 中国系の衣料ネット通販大手SHEIN(シーイン)のフランスの広報担当者は22日、欧州連合(EU)による低価格輸入品への手数料賦課案と、フランスのファストファッション罰則法案が可決された場合、仏消費者はコストが上乗せされた額を支払うことになるとけん制した。仏ラジオに出演し語った。
EUの計画に対し同社が公の場で反応したのは初めて。
EUの案では、消費者に直接届く少額輸入品に2ユーロ、域内倉庫で扱われる小荷物に50セントの手数料を課すことを検討している。
広報担当者は「主にシーインを標的とした(仏)法案とEUの計画により、仏消費者は2030年までにシーインの衣類に12ユーロ上乗せして払うことになるかもしれない」と語った。