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ドイツ高級車販売、24年は国内・中国で大幅減少 景気減速が重し

2025年01月14日(火)12時40分

ドイツの高級車メーカーが13日発表した2024年の販売台数は、国内と中国での落ち込みが大きかった。写真はパリのオートショーで2024年10月に撮影したBMWのロゴ(2025年 ロイター/Benoit Tessier)

Victoria Waldersee

[ベルリン 13日 ロイター] - ドイツの高級車メーカーが13日発表した2024年の販売台数は、国内と中国での落ち込みが大きかった。不透明な経済情勢を背景に富裕層が購入を手控えたほか、電気自動車(EV)販売が予想を下回った。

世界販売台数はBMWが2.3%減、メルセデス・ベンツとポルシェが3%減、フォルクスワーゲン(VW)のアウディは12%減だった。

これに対し、中国とドイツでの販売はBMWがそれぞれ13.4%、5.3%減少。メルセデスは7%と9%、アウディは11%、21%の落ち込みとなった。

世界最大の中国市場は24年も安定的な成長を維持したが、価格競争や環境対応車購入に向けた下取り補助金が需要を喚起する中、競争力の低いEVラインアップを持つ海外勢はEV専業の中国勢に押された。

ドイツでは自動車需要がコロナ禍前の水準を依然として大きく下回っており、24年の販売台数は約280万台と前年比約1%減少。19年からは25%減少した。

ドイツ自動車当局のデータによると、同国での販売はバッテリー式EV(BEV)が前年比25%減少する一方、ハイブリッド車が12%増えて約95万台となった。

ロイター
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