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任天堂株が4%超安、後継機に期待も業績見通しが市場予想下回る

2024年05月08日(水)09時58分

 5月8日の東京株式市場で、任天堂が寄り付き後に1.6%高まで上昇した後マイナス転換し、4%超安で推移している。2021年12月7日、ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

[東京 8日 ロイター] - 東京株式市場で、任天堂が寄り付き後に1.6%高まで上昇した後マイナス転換し、4%超安で推移している。前日の決算発表で公表した2025年3月期の連結業績見通しが市場予想を下振れたことが嫌気されている。午前9時46分現在、日経平均を11円ほど押し下げている。

25年3月期の連結営業利益見通しは前期比24.4%減の4000億円で、IBESがまとめたアナリスト25人のコンセンサス予想4665億円を下回った。古川俊太郎社長は決算会見で、「ニンテンドースイッチ」の後継機種を25年3月期中に発表することも明らかにした。

市場では「次世代機への期待もあり、朝方は個人投資家を中心とした買いが先行したとみられる。ただ、今期の業績が厳しいため、買い一巡後は期間投資家の売りが優勢となったようだ」(東洋証券の安田秀樹シニアアナリスト)との見方が聞かれた。

同社の株価は2月15日に年初来高値を付けた後、下落基調となっている。株価が反転するためには、「次世代機の価格や仕様、サイズがどのようになるかなど、新規材料が出てこないと難しい」(安田氏)という。

ロイター
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