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ユーロ圏銀行、市場の緊張にも耐性有する=スペイン中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのデコス・スペイン中銀総裁は21日、市場の緊張に直面してもユーロ圏の銀行には耐性があり、強固な資本と流動性を有しているとの認識を示した。2021年12月撮影(2023年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[マドリード 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのデコス・スペイン中銀総裁は21日、市場の緊張に直面してもユーロ圏の銀行には耐性があり、強固な資本と流動性を有しているとの認識を示した。
デコス氏は現地紙のインタビューに応じ、スペインや欧州の金融機関には高い流動性比率があり、経営破綻した米中堅銀行シリコンバレー銀行(SVB)のように保有国債を売却し損失を計上することは考えにくいと述べた。
SVBは資金調達のため、210億ドルの債券ポートフォリオを売却し18億ドルの損失を出した。
デコス氏もラガルドECB総裁と同様に、ユーロ圏の銀行セクターは全体的に耐性があるとし、「これは過去10年間に国際レベルで合意された規制改革の結果だ」とした。