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欧州市場サマリー(20日)

2017年11月21日(火)05時11分

[20日 ロイター] - <為替> ドルが主要6通貨バスケットに対し約1週間ぶり高値を更新。ドイツの連立協議が決裂し政治リスクが高まる中、ユーロ売りが広がった。

ドル/円も上昇し、一時112.40円をつけた。米株価が上昇し、リスクオンムードとなったことで、安全資産としての円への投資妙味が薄まった。

<ロンドン株式市場> 小幅反発。景気循環株が買われ全体水準を下支えした。

景気循環株は序盤に弱含んだ後に持ち直した。原料や製造業関連がFT100種で最大の押し上げ要因だった。

ただこの日はポンド高が、ドルで収益を上げる企業の重しとなった。

<欧州株式市場> 反発。世界経済に対する前向きな見方やユーロ安が相場を押し上げた。

ドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>は序盤に落ち込み、約0.5%安となる局面もあったが、その後は持ち直し、0.50%上昇して取引を終えた。1万3000ポイントの大台を60ポイント以上超えた。

ユーロがドルに対して0.4%安となったことも欧州株を押し上げたと指摘するアナリストらもいる

<ユーロ圏債券> ドイツの連立協議が決裂したことを受け、独連邦債の買いが膨らんだ。ただ、ドイツの政治リスクへの懸念が一服する中、独10年債利回りは1週間半ぶりの低水準近辺で安定化する展開となった。

ドイツの見通しに対する投資家の自信が再選挙実施への懸念を相殺し、一時下落していた欧州株価やユーロも上げに転じ、独債買いにもブレーキがかかった。

独10年債利回りは一時約1.5ベーシスポイント(bp)低下し、今月9日以来の水準となる約0.35%に沈んだ。ただその後はユーロや株価の回復に伴い、0.36%に押し戻された。

他の主要国債利回りも総じて横ばいから小幅低下。南欧債 はアウトパフォームし、利回りは3-4bp低下した。

ロイター
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