欧州委、2017年のユーロ圏成長率見通しを2.2％に引き上げ

　１１月９日、欧州委員会は、ユーロ圏の今年の成長率は過去１０年で最も速いペースになるとの見通しを示した。従来予想を大幅に上方修正した。写真はユーロのコイン、２０１６年１月撮影（２０１７年　ロイター／Toby Melville）

［ブリュッセル　９日　ロイター］ - 欧州委員会は９日、ユーロ圏の今年の成長率は過去１０年で最も速いペースになるとの見通しを示した。従来予想を大幅に上方修正した。

ただ、景気拡大は２０１８年と２０１９年にやや減速するとした。

今年のユーロ圏の成長率見通しは２．２％で、２０１６年の１．８％から加速すると予想。５月時点では今年の成長率見通しは１．７％だった。

声明で「今年の欧州経済は、個人消費や世界的な景気拡大、失業率の低下に支えられ予想よりはるかに好調。投資も上向き、不透明感の後退とともにセンチメントが大幅に改善した」と評価した。

２０１８年の成長率は２．１％、２０１９年は１．９％に減速すると予想している。