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米国株式市場はダウ小幅高、消費者関連株がけん引

10月31日、米国株式市場は、モンデリーズ・インターナショナルやケロッグなどの消費者関連株が決算を受けて大幅高となったほか、ハイテク株も上伸した。米株市場は10月月間でプラスで終了し、主要3指数は2月以来の大幅上昇となった。ニューヨーク証券取引所で27日撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)
[31日 ロイター] - 米国株式市場は、モンデリーズ・インターナショナル
米株市場は10月月間でプラスで終了し、主要3指数は2月以来の大幅上昇となった。
オレオなどで知られる米製菓モンデリーズは5.4%上昇。第3・四半期決算は利益と売上高が予想を上回った。過去2年余りで初めて売上高が増加したケロッグも6.2%高となった。
これを受け、S&P主要消費財指数<.SPLRCS>も0.8%上昇し、主要セクターで上昇率トップだった。
アップル
S&P情報技術指数<.SPLRCT>は0.4%上昇。先週発表されたハイテク各社の好調な決算を受けて上値を伸ばした。
フェデラル・インベスターズのポートフォリオマネジャー、Steve Chiavarone氏は「大手企業の決算には好印象を受け続けている」とし、これを受けて第4・四半期の見通しがさらに強気なものになっていると述べた。
市場は今週発表されるとみられる米連邦準備理事会(FRB)の次期議長人事にも注目。関係筋によると、トランプ大統領はパウエルFRB理事を指名する見込み。同氏は利上げへの姿勢がよりハト派的で、株式市場に優しい人物とされる。
また今週は11月1日まで米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。
オニール・セキュリティーズのディレクター、ケン・ポルカリ氏は「マクロ指標は改善し、市場はパウエル氏(のFRB議長指名)を予想しているほか、3日の米雇用統計も待っている。また、明日のFOMC声明にも備えている」と述べたが、予想外のことは起きそうにないとの見方を示した。
個別銘柄では、米製薬ファイザー
米スポーツ衣料品大手アンダーアーマー
半導体大手クアルコム
産業用自動制御システムを手掛けるロックウェル・オートメーション
ニューヨーク証券取引所の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回り、比率は1.68対1だった。ナスダックも1.78対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は約68億株で、直近20営業日平均の61億株を上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 23377.24 +28.50 +0.12 23369.22 23406.35 23334.39 <.DJI>
前営業日終値 23348.74
ナスダック総合 6727.67 +28.71 +0.43 6713.71 6737.75 6705.79 <.IXIC>
前営業日終値 6698.96
S&P総合500種 2575.26 +2.43 +0.09 2575.99 2578.29 2572.15 <.SPX>
前営業日終値 2572.83
ダウ輸送株20種 9758.47 -44.23 -0.45 <.DJT>
ダウ公共株15種 753.20 +0.75 +0.10 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1275.61 +9.70 +0.77 <.SOX>
VIX指数 10.18 -0.32 -3.05 <.VIX>
S&P一般消費財 731.97 -0.33 -0.05 <.SPLRCD>
S&P素材 369.69 +0.68 +0.19 <.SPLRCM>
S&P工業 605.29 -2.48 -0.41 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 546.55 +4.57 +0.84 <.SPLRCS>
S&P金融 441.16 -1.25 -0.28 <.SPSY>
S&P不動産 200.55 +0.58 +0.29 <.SPLRCREC>
S&Pエネルギー 503.07 +1.81 +0.36 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 938.35 -1.52 -0.16 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 148.26 +0.50 +0.34 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1096.28 +4.28 +0.39 <.SPLRCT>
S&P公益事業 279.35 +0.13 +0.05 <.SPLRCU>
NYSE出来高 9.59億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 22225 + 275 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 22210 + 260 大阪比 <0#NIY:>
*内容を追加しました。
(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)