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ドル113円前半、株高・米金利上昇が支えに
10月3日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の113円前半だった。実需筋の買いで押し上げられた後は、株価の堅調推移や米長期金利の上昇などを支えに高値圏を維持した。写真は昨年11月撮影(2017年 ロイター/Dado Ruvic)
[東京 3日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の113円前半だった。実需筋の買いで押し上げられた後は、株価の堅調推移や米長期金利の上昇などを支えに高値圏を維持した。
ドルは朝方に安値112.66円をつけた後、株高を支援材料に112.82円まで上昇した。いったん押し戻されたが、仲値付近に実需筋から大きめのドル買いが入り、112.98円まで強含んだ。
その後、日経平均の上げ幅拡大や米長期金利の小幅上昇を好感し、ドルは113.17円まで上伸した。正午過ぎにかけて113円付近まで緩んだ後、午後は113.19円まで強含み、きょうの高値をつけた。
74円高で寄り付いた日経平均は、大引けにかけて213円高まで上げ幅を拡大。米10年国債利回りは早朝の2.33%台から一時2.35%半ばまで上昇した。
海外時間は目立った経済指標の発表は予定されていない。株価や米金利の動向をにらみながら、9月27日につけた高値113.26円を上抜けられるかがポイントになるという。
<豪ドルが下落>
午後、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は、市場の予想通り政策金利のオフィシャルキャッシュレートを据え置くことを決めた。
発表前の豪ドル/米ドルは0.7813米ドル付近だったが、午後3時にかけて0.7785米ドルまで弱含んだ。
豪中銀は低インフレ・通貨高への対応を進めており、利上げを急がない方針を示唆した。来年に向けて少しタカ派化するという期待が一部であったが、金融政策に対するスタンスが大きく変化した様子はなく、「期待が剥落した」(外為アナリスト)との声が出ていた。
ドル/円
午後3時現在 113.13/15 1.1704/08 132.42/46
午前9時現在 112.76/78 1.1730/34 132.29/33
NY午後5時 112.75/78 1.1730/34 132.29/33
(為替マーケットチーム)