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スイス中銀の要求払い預金が増加、先週介入の可能性

2月13日、スイス国立銀行(中央銀行)の要求払い預金が増え、中銀が先週、スイスフランの上昇を抑えるため為替市場に介入した可能性が示された。写真はロゴ、ベルンで昨年4月撮影(2017年 ロイター/Ruben Sprich)
[チューリヒ 13日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)の要求払い預金が増え、中銀が先週、スイスフランの上昇を抑えるため為替市場に介入した可能性が示された。
13日のデータによると、中銀の要求払い預金残高は5390億フラン(約5368億5000万ドル)と、前週の5351億9400万フランから増えた。
フランは先週、対ユーロで、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる市場混乱時以来の高値に上昇していた。
中銀はコメントを控えたが、エコノミストらは、中銀がフラン上昇抑制のため介入した可能性がデータで示されたと述べた。
ミラボー・アセットマネジメントのチーフエコノミスト、Gero Jung氏は、中銀がフラン上昇を抑えようとしてもフラン高は続くとの見方を示した。