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アングル:米ダウ2万ドル突破、1万ドル乗せから18年「異例の遅さ」

1月25日、米国株式市場で、ダウ工業株30種は120年の歴史で初めて2万ドルの大台を突破して取引を終えた。1999年3月に初めて終値で1万ドル台に乗せてから2万ドルまで上昇するのに18年近くを要したことになる。ニューヨーク証券取引所で撮影(2017年 ロイター/Breandan McDermid)
[サンフランシスコ 25日 ロイター] - 米国株式市場で25日、ダウ工業株30種<.DJI>は120年の歴史で初めて2万ドルの大台を突破して取引を終えた。
1999年3月に初めて終値で1万ドル台に乗せてから2万ドルまで上昇するのに18年近くを要したことになる。
トランプ大統領による金融規制緩和や景気刺激策への期待感で、ダウはここ数カ月で急伸。
ダウは初めて終値で1万9000ドルを超えてから42営業日で2万ドルに到達し、過去2番目に速いペースで1000ドル上昇した。
2万ドル突破を、ウォール街の楽観姿勢が強まる心理的な節目とみなす向きもある。
ただ長期的にみると、今回のダウの上昇は異例のスローペースといえる。ダウは1万ドルから2万ドルまで価値が倍増するのに18年近くを要したが、1980年代後半から1990年代にはダウは3倍の速さで価値が倍増していた。