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独立したFRBの構造、経済の安定を強化 維持されるべき=ウォラー理事

2025年05月10日(土)03時09分

ウォラーFRB理事は、金融政策を巡る見解の相違によって解任されることのないFRBの構造は「時の試練に耐えてきた」と述べた。昨年11月、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

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[ パロアルト(米カリフォルニア州) 9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は9日、金融政策を巡る見解の相違によって解任されることなく、大統領の任期にまたがり責務をこなす理事によって構成されるFRBの構造は「時の試練に耐えてきた」とし、維持されるべきという認識を示した。

ウォラー理事は自身や過去の研究に言及し、大統領は7人の理事で構成されるFRBのメンバー数人を指名することで、選挙の説明責任を果たすことが可能になる。同時に、理事は最長14年という長期の任期を通じ、客観的かつ超党派的な政策立案ができると指摘。経済の安定は「職を解かれることのない個人のグループが政策を決定することで強化される」とし、こうしたFRBの構造は「時の試練に耐えてきたと言える。今後も長年にわたり存続することを願う」と述べた。

トランプ大統領は、パウエルFRB議長解任の可能性を示唆したほか、行動が遅すぎるとして批判を繰り返している。

ウォーラー理事は、金融政策や経済見通しについては言及しなかった。

ロイター
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