プーチン氏、ウクライナとの直接協議提案 15日にトルコで

ロシアのプーチン大統領は11日、ウクライナとの直接協議を15日にトルコのイスタンブールで行うことを提案した。RIA提供(2025年 ロイター)
[モスクワ 11日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は11日、ウクライナとの直接協議を15日にトルコのイスタンブールで行うことを提案した。ウクライナと欧州は10日、12日から30日間の無条件停戦を打ち出していた。
プーチン大統領は「2022年に交渉を打ち切ったのはロシアでなくウクライナだが、われわれは、ウクライナが前提条件なく直接交渉を再開することを提案する」とし「ウクライナ当局に15日にイスタンブールでの交渉再開を提案する」と述べた。
紛争の根本原因を排除し、歴史的観点で長期的かつ永続的な平和を確立するという目標のもと、ウクライナとの真剣な交渉にコミットしていると説明。
真の停戦とは、ロシアだけでなくウクライナも順守することだとし、交渉を通じて合意することは可能との認識を示した。交渉は「武力紛争の継続の序章ではなく、長期にわたる持続可能な平和への第一歩となる」と述べた。
直接協議に向け、開催地トルコのエルドアン大統領と11日に会談する予定だとした。
ウクライナと英、仏、独、ポーランドの首脳は10日、12日から無条件の30日の停戦で合意し、トランプ米大統領も同意したと発表。ロシアに対し、停戦に違反すれば「大規模な」追加制裁を科すと警告した。
プーチン氏は、8日に発効した3日間の停戦期間中に、ウクライナは空中ドローン524機、海上ドローン45機、多数の西側諸国のミサイルでロシアを攻撃し、ロシアはロシア領内への5回の攻撃を撃退したと述べた。