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独GDP、2016年速報値は+1.9% 5年ぶり大きな伸び

2017年01月13日(金)01時49分

 1月12日、ドイツ連邦統計庁が発表した2016年の国内総生産(GDP)速報値は前年比1.9%増と、予想の1.8%を上回り5年ぶりの大きな伸びとなった。フランクフルト証券取引所で11日撮影(2017年 ロイター/Staff/Remote)

[ベルリン 12日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が12日発表した2016年の国内総生産(GDP)速報値は前年比1.9%増と、5年ぶりの大きな伸びとなった。

同国の経済成長は、主要な貿易相手国や新興国からの外需が減る一方で、個人消費の拡大や移民や難民への支援増加による恩恵を受けている。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は1.8%。15年の成長率は1.7%だった。

連邦統計庁はこの日、第4・四半期のGDPが前期比約0.5%増加したと発表した。

INGのエコノミストは「16年のドイツ経済は強い内需を背景に、一連の下方リスクをまたもや打ち消した」とし、現時点での最大のリスクが現状に満足することだと指摘した。

内訳を見ると、16年は個人消費が2.0%増え、GDP全体で1.1%ポイント寄与した。

また、国の支出も前年の2.7%増から4.2%増に加速。GDP全体の寄与度は0.8%ポイントだった。

このほか、設備投資は0.1%ポイント、建設は0.3%ポイント寄与。輸出の伸びが輸入より小さくなったことから、対外貿易は0.1%ポイントのマイナス寄与となった。

ロイター
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