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独貿易業連合会、16年輸出見通し引き下げ 英EU離脱で不透明感
2016年08月29日(月)23時00分
ドイツ卸売・貿易業連合会は、2016年の輸出見通し4.5%増から1.8━2.0%増に下方修正した。写真は港湾で輸出を待つドイツ車。2012年10月撮影。(2016年 ロイター/Fabian Bimmer)
[ベルリン 29日 ロイター] - ドイツ卸売・貿易業連合会(BGA)は、2016年の輸出見通しを4月時点の予想である4.5%増から1.8━2.0%増に下方修正した。アントン・ベルナー会長がロイターのインタビューで明らかにした。
英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)決定による影響が今後表面化するためという。
ベルナー会長は、ブレグジットの影響はまだ輸出セクターに出ていないが、「近い将来、大きな影響が出るだろう」と述べた。
その上で、早ければ来年初めにも輸出は頭打ちになるとの見方を示した。
英国はドイツの輸出先として3番目に重要な市場。
ベルナー会長はブレグジットの他、米大統領選や欧州でのナショナリズムの台頭、トルコのクーデター未遂事件やシリア内戦などの危機も輸出の先行きを曇らせる要因だと指摘。不透明感を増大させ、投資決定を難しくする恐れがあると話した。
*内容と写真を追加して再送します。
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