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ポンド・ユーロが英EU残留期待で上昇、ドル一時106円台
6月23日、終盤のニューヨーク外為市場では、英国の欧州連合(EU)残留期待でポンドとユーロが上昇した。マンチェスターで撮影(2016年 ロイター/ANDREW YATES)
[ニューヨーク 23日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、英国の欧州連合(EU)残留期待でポンドとユーロが上昇した。投資家のリスク回避姿勢が弱まったため、安全通貨とされる円はほぼ全面安となり、対ドルで一時106円台になった。
英国民投票開始直前の世論調査やブックメーカー(賭け業者)のオッズなどで、EU残留の確率が高まっていることが示された。テンパスの通貨ストラテジスト、フアン・ペレス氏は、EU残留を訴えていた英下院議員が先週銃撃で殺害された事件に加え、英国やオバマ米大統領を含めた海外の政治家がこぞって残留を働き掛けたことから、EU離脱回避の公算が大きくなりつつあると指摘した。
またアナリストによると、大手機関投資家がそれぞれ独自に出口調査会社と契約して国民投票前に入手した情報に基づきポジションを構築したことが、ポンドとユーロの大幅な上昇につながったという。
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