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円横ばい107円前半、米連銀総裁発言でドル値を戻す=NY市場
5月6日、ニューヨーク市場は円が107円台前半と横ばいで推移。写真はダドリーNY連銀総裁。ニューヨークで昨年4月撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、円相場が107円台前半と前日終盤からほぼ横ばいで推移。朝方発表された雇用統計で雇用者数の伸びが予想を下回るなか、ドルは一時的に下げ幅を拡大する場面もみられたが、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁の発言を受け値を戻した。
4月の非農業部門雇用者数は16万人増で、7カ月ぶりの低い伸びにとどまったほか、市場予想の20万2000人増を下回った。失業率は横ばいの5.0%で予想と一致。時間当たり賃金は前月比0.3%増、前年比で2.5%増加した。
こうしたなか、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁は、ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙とのインタビューで、連邦準備理事会(FRB)は依然として年内2回の利上げを行う可能性があるとの認識を示した。
コモンウエルス・フォーリン・エクスチェンジ(ワシントン)の首席市場ストラテジスト、オメル・エジナー氏は「総裁発言は市場の期待よりもタカ派的だった」と指摘。先物は12月利上げの可能性を織り込む動きとなった。
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