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ドル続伸、米雇用統計前に買い戻し優勢=NY市場
5月5日、ニューヨーク外為市場でドルは続伸。米雇用統計の発表を前に、買い戻しが優勢になった。ワシントンで2014年撮影(2016年 ロイター/Gary Cameron)
[ニューヨーク 5日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが続伸した。6日の4月米雇用統計発表を前に、これまでのドルの売り持ちポジションで得た利益を確定するための買い戻しが優勢になった。
終盤の主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.65%高の93.777、ドル/円
ドル指数は3日、主に円が急騰した影響で約15カ月ぶりの安値に沈んでいた。
アクション・エコノミクスの通貨調査部門ディレクター、ロン・シンプソン氏は「ある程度のショートカバーが見られ、ドルが主要通貨に対して押し上げられた。明日の米雇用統計発表を控えていることが主因だと言える」と述べた。
デイリーFX(ニューヨーク)通貨アナリスト、クリストファー・ベッキオ氏は「テクニカル指標はこの2─3日、(ドルにとって)なかなかいい具合になっていたが、4月の米雇用統計の内容がとんでもないものになる可能性も無視できない」との見方を示した。
その他通貨では豪ドルが、この日発表された3月のオーストラリアの貿易赤字が大幅に縮小したことを受けて一時買われた。終盤の豪ドル/米ドル
ドル/円 NY終値 107.24/107.27
始値 107.27
高値 107.49
安値 106.81
ユーロ/ドル NY終値 1.1404/1.1406
始値 1.1425
高値 1.1441
安値 1.1386