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米株市場は横ばい、消費関連株に売り

2016年05月06日(金)06時57分

 5月5日、米国株式市場はほぼ横ばいで終了。朝方は大きく上昇していたものの、消費関連銘柄への売りなどで失速した。ニューヨーク証取で撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米国株式市場はほぼ横ばいで終了した。朝方は大きく上昇していたものの、その後は、消費関連銘柄に売りが出たことに加え、6日の4月米雇用統計発表を前に投資家の慎重姿勢が強まり、失速した。

電気自動車のテスラ・モーターズは、生産目標を前倒しで達成できるかどうかアナリストの間から疑問の声が出て5%下落。ファッション小売りのLブランズは、月間既存店売上高が予想に届かず12%安となった。

インターネット通販のアマゾン・ドット・コムは1.8%安で、S&P総合500種とナスダック総合の下げを主導した。

エネルギー株は、原油価格が伸び悩んだ影響で上値が重くなった。S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は0.7%上昇した。

投資家は、4月雇用統計を米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースを探る手掛かりにしようと待ち構えている。

この日発表された週間新規失業保険申請件数は昨年2月以来の大幅増加となり、前日にオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)などが明らかにした民間雇用は3年ぶりの低水準だった。

ノーススター・ウエルス・パートナーズのマイケル・シェルドン最高投資責任者は「週間失業保険申請は予想を幾分上回り、前日のADP民間雇用と合わせて考えると、4月雇用統計がやや弱めに出てくる可能性が浮上している」と指摘した。

ロイターがまとめた4月非農業雇用者数のエコノミスト予想は前月比20万2000人増。3月は21万5000人増だった。

トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約73億株で、過去20営業日平均の72億株を上回った。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ1559で上げ1415(比率は1.10対1)、ナスダックが下げ1778で上げ1014(1.75対1)だった。

 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 17660.71 +9.45 +0.05 17664.48 17736.11 17615.82 <.DJI>

 前営業日終値 17651.26

ナスダック総合 4717.09 -8.55 -0.18 4742.42 4744.55 4709.75 <.IXIC>

 前営業日終値 4725.64

S&P総合500種 2050.63 -0.49 -0.02 2052.95 2060.23 2045.77 <.SPX>

 前営業日終値 2051.12

ダウ輸送株20種 7667.48 -88.66 -1.14 <.DJT>

ダウ公共株15種 663.73 -3.91 -0.59 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 636.81 +1.91 +0.30 <.SOX>

VIX指数 15.91 -0.14 -0.87 <.VIX>

S&P一般消費財 625.00 -3.95 -0.63 <.SPLRCD>

S&P素材 287.24 -1.50 -0.52 <.SPLRCM>

S&P工業 479.10 -0.56 -0.12 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 542.44 +0.38 +0.07 <.SPLRCS>

S&P金融 310.15 -0.28 -0.09 <.SPSY>

S&Pエネルギー 488.53 +3.59 +0.74 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 804.42 +3.56 +0.44 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 166.01 -0.93 -0.56 <.SPLRCL>

S&P情報技術 692.67 +0.09 +0.01 <.SPLRCT>

S&P公益事業 249.44 -0.95 -0.38 <.SPLRCU>

NYSE出来高 9.76億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 16085 - 55 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物6月限 円建て 16045 - 95 大阪比 <0#NIY:>

*表を追加します。

ロイター
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