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米国株は反落、FRB議長発言で利上げ意識
5月22日、米国株は反落。FRB議長が年内に利上げする姿勢を示し、金利引き上げに伴う景気へのマイナス効果が意識された。写真はNY証券取引所。2014年2月撮影。(2015年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 22日 ロイター] - 22日の米国株式市場は反落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が、市場の見方に沿う形で年内に利上げする姿勢を示し、金利引き上げに伴う景気へのマイナス効果が意識された。
S&P総合500種指数<.SPX>は4.76ポイント(0.22%)安の2126.06で取引を終えた。
ダウ工業株30種平均<.DJI>は53.72ドル(0.29%)安の1万8232.02ドルで取引を終えた。
ナスダック総合指数<.IXIC>は1.43ポイント(0.03%)安の5089 .36だった。
週間ではS&Pが約0.2%、ナスダックが約0.8%の上昇となった一方、ダウは約0.2%低下した。
FRBのイエレン議長はこの日の講演で、経済が予想通り一段と改善すれば 年内の利上げ開始が適切との考えを表明した。その上で、金利が正常な水準に戻るまでには数年かかると述べた。
ボルトン・グローバル・アセット・マネジメントのチーフテクニカルストラテジストであるブルース・ザロ氏は「イエレン議長と連邦準備制度の幹部たちはとても注意深く(利上げに向けた)動きを振り付けてきたと思う。最近では最も(政策意図が)周知された利上げではないか」と指摘し「彼らは市場の反応を気にしている」と述べた。
朝方発表された4月の消費者物価指数(CPI)は、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数が2013年1月以来の大きな伸びを示した。
マイクロソフト
航空機大手ボーイング< BA.N>は1.7%下落した。カナダの重工大手ボンバルディア
この日は米国のメモリアルデーに伴う3連休を前に商いが薄かった。BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約49億株で、 今月の平均である62億株を下回った。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が下げ1922で上げ1085(比率は1. 77対1)、ナスダックは下げ1566で上げ1177(1.33対1)だった。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 18232.02(‐53.72)
前営業日終値 18285.74(+0.34)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 5089.36(‐1.43)
前営業日終値 5090.79(+19.05)
S&P総合500種<.SPX>
終値 2126.06(‐4.76)
前営業日終値 2130.82(+4.97)