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米国株式はダウとS&Pが小幅安、エネルギー株に売り

2015年02月27日(金)07時11分

 2月26日の米国株式市場は、原油価格下落を受けエネルギー関連株に売りが出たことでダウとS&P総合500種が小幅安となったものの、ナスダック総合は反発して引けた。 写真はNY証券取引所のトレーダー(2015年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 26日の米国株式市場は、原油価格下落を受けエネルギー関連株に売りが出たことでダウとS&P総合500種が小幅安となったものの、ナスダック総合は反発して引けた。

ダウ工業株30種<.DJI>は10.15ドル(0.06%)安の1万8214.42ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は20.75ポイント(0.42%)高の4987.89。

S&P総合500種<.SPX>は3.12ポイント(0.15%)安の2110.74。

原油価格は米原油在庫の予想外の増加を嫌い48ドル台に下落。S&P500エネルギー株指数<.SPNY>は1.8%下げた。個別銘柄ではエクソン・モービルが1.1%安。

半面、ハイテク株は全般に堅調で、ナスダック指数を下支えした。ネットワーク機器のエミュレックスに買収を提案した半導体のアバゴ・テクノロジーズは14.7%上昇。エミュレックスも24.7%急進した。

アップルは1.3%高。サンフランシスコで3月9日に開催するメディア・イベントの招待状を送付したことが材料視された。顧客管理ソフト大手セールスフォース・ドット・コムも好決算と通期見通し上方修正を好感して11.7%上げた。

この日の米経済指標は強弱まちまち。1月消費者物価指数(CPI)はガソリン安が響いて2008年12月以来の大幅な落ち込み。週間失業保険申請は前週から増えて、1月耐久財受注は増加した。

ボルトン・グローバル・アセット・マネジメントのチーフ・テクニカル・ストラテジスト、ブルース・ザロ氏は「1月と2月初旬は苦闘したが、その後は業績を手掛かりに勢いを取り戻し、相場は上昇した」と話した。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約64 億株で、月初来平均の68億株を下回った。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ1646で上げ1387(比率は1.19対1)、ナスダックが上げ1522で下げ1192(1.28対1)だった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         18214.42(‐10.15)

前営業日終値    18224.57(+15.38)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         4987.89(+20.75)

前営業日終値    4967.14(‐ 0.98)

S&P総合500種<.SPX>

終値         2110.74(‐3.12)

前営業日終値    2113.86(‐1.62)

ロイター
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