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アルカイダ系JNIM、ついにナイジェリア攻撃へ...西アフリカを揺るがす「拡張戦略」が始まった
zmotions -shutterstock-
<サヘル3国(マリ・ブルキナファソ・ニジェール)を中心に活動してきたアルカイダ系武装勢力(JNIM)が、アフリカ最大の人口と経済規模を持つナイジェリアへと進出した>
2025年10月28日、西アフリカの治安情勢における憂慮すべき事件が発生した。マリを拠点とするアルカイダ系のイスラム過激派組織、イスラムとムスリムの支援集団(JNIM)が、ナイジェリア中北部クワラ州のベナン国境付近で作戦を実行し、その成功を主張したのである。
この攻撃によりナイジェリア軍の兵士1名が死亡し、JNIMは現場から武器や装備、現金を奪取したと発表した。
これまで主にマリ、ブルキナファソ、ニジェールといったサヘル地域を活動の舞台としてきたJNIMが、アフリカ最大の人口と経済規模を持つナイジェリアの領土内で初の攻撃を敢行したことは、同組織の明確な地理的拡張戦略と、ギニア湾岸諸国への脅威の波及を象徴する重大な転換点である。
JNIMがナイジェリアで攻撃を実施した戦略的な狙い
今回のナイジェリア攻撃は、偶発的なものではなく、JNIMが長期的に計画してきた戦略的目標に基づく実行であったと考えられる。その狙いは、主に三つの側面に集約される。
第一に、ギニア湾岸地域への戦略的な足場の確保である。攻撃が実行されたクワラ州は、JNIMが近年テロ活動を活発化させているベナンと国境を接するが、その国境の警備は脆弱である。
JNIMは、ベナン北部の国立公園群を拠点として活動範囲を南方へ拡大しており、ナイジェリア領内に侵入拠点を築くことで、ベナン東部国境沿いの活動を強化し、最終的にギニア湾岸諸国へ影響力を広げるための戦略的な前進基地を確保することを意図している。
JNIM指導者イヤド・アグ・ガーリーは、今年6月の時点でナイジェリアに「カタブ(戦闘旅団)」を設立する意図を表明しており、今回の攻撃はその宣言を実行に移したものである。
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