コラム

「日本人のほうが民度が低い」を招いてしまった渋谷「ぶつかり族」事件

2026年03月19日(木)19時17分
周来友(しゅう・らいゆう)(経営者、ジャーナリスト)
渋谷のスクランブル交差点で、カメラに向かってピースをしていた女の子が、背後から近づいてきた水色のコートの女性に突き飛ばされた

渋谷のスクランブル交差点で、カメラに向かってピースをしていた女の子が、背後から近づいてきた水色のコートの女性に突き飛ばされた(写真は本文と関係ありません) LEWIS TSE/SHUTTERSTOCK

<台湾人の少女が被害に遭い、中国のSNSで動画が拡散。日本特有のこの迷惑行為は、外国人も標的になってきた>

日本では以前から「民度が低い」と中国人をさげすむ人が少なからずいた。ところが今、中国で「日本人のほうが民度が低い」という見方が広がりつつある。

きっかけは2月下旬、ある台湾人が渋谷で撮影した動画だ。


場所はスクランブル交差点。カメラに向かってピースをしていた小学校低学年くらいの女の子が、背後から近づいてきた水色のコートの女性に突き飛ばされ、その女性は足早に無言で通り過ぎていく。その一部始終を収めた映像がSNSで拡散されたのだ。誰がどう見ても、意図的な行為だった。

■中国語圏で拡散した渋谷「ぶつかり族」動画を見る

日本には、路上や駅構内など人が多い場所で、すれ違いざまにわざと体をぶつけてくる迷惑な輩(やから)がいる。女性や子供など自分より弱い者を標的にする男性が多く、「ぶつかりおじさん」や「ぶつかり男」などと呼ばれるが、女性もいる。

今回は女性だったが、突如、後ろから突き飛ばされ倒された女の子は気の毒としか言いようがない。

この「ぶつかり族(中国語で撞人族〔チョアンレンズー〕)」の動画は、アクセス数を稼げるネタとして中国や台湾で一気に広まった。

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