トランプがまた暴走?「イラン海上封鎖」の勝算
What Makes a Naval Blockade of Iran—as Trump Just Announced—So Hard
米イラン協議が不調に終わって数時間後、トランプは海上封鎖を発表した(4月12日、米メリーランド州のアンドルーズ空軍基地で) REUTERS/Kevin Lamarque
<トランプが掲げたイランへの海上封鎖は対立を一気にエスカレートさせたが、その実効性には多くの専門家が疑問を呈している>
ドナルド・トランプ米大統領は長時間に及んだ停戦協議が不調に終わった4月12日、イランとの対立を大きくエスカレートさせ、ホルムズ海峡の海上封鎖を行うと発表した。イランの石油輸出収入を断つのが狙いとみられる。
米国、イラン、仲介国パキスタンの当局者が参加し、パキスタンのイスラマバードで21時間以上にわたって行われた交渉の後、J・D・バンス副大統領は12日早朝、ホルムズ海峡の再開や停戦の延長について合意に至らなかったことを確認した。
わずか数時間後、トランプは自身のSNSに投稿し、ホルムズ海峡に出入りしようとする「あらゆる船舶」を封鎖し、イランに「違法な通航料」を支払った船舶を公海上で拿捕するよう米国海軍に指示したと述べた。
トランプは、世界の原油の約20%が通過するとされるこの狭い海域で、イランが機雷を敷設し海運に圧力をかけていると非難し、「他国」も米国の海上封鎖に関与することになると警告した。
前日の11日には、ロシアや中国を念頭に、イランに武器を供給する外国政府は深刻な結果に直面すると警告した。






