中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊張緩和の兆しか
China’s Top Shipping Firm Resumes Trips to Middle East Amid Iran War
ハンブルク港に係留されたCOSCOのコンテナ船(3月14日、ドイツ) IMAGO/Markus Tischler via Reuters Connect
<世界の海上貨物の1割強を扱う同社は、湾岸各国の港向けコンテナの予約受付開始を通知した>
中国最大手の中国遠洋海運集団(COSCO)は3月上旬以来初めて、ペルシャ湾向けの輸送を再開すると、3月25日に顧客向け通知で明らかにした。
世界の海上貨物の1割強を扱う同社は、アジアからアラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、バーレーン、カタール、クウェート、イラクの各港向けに標準コンテナの予約受付を開始したと述べた。
2月28日に始まった米国とイスラエルによる爆撃への対応として、イランが同国以外の船舶に対してホルムズ海峡を事実上封鎖して以降、同湾内でのコンテナ船およびタンカーの往来は90%以上減少している。
米国のドナルド・トランプ大統領は、米国とイランが停戦協議を行っており、パキスタン経由でイランに15項目の和平案を送ったと、複数の通信社が報じている。
COSCOの発表は、こうした交渉が地域の緊張緩和につながるとの見通しを示唆しているが、同社は「中東の不安定な情勢を踏まえ」、予約および輸送は変更される可能性があるとしている。






