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日米首脳会談は「大成功」か 高市首相の交渉力を検証

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2026年3月24日(火)16時00分
サム・ポトリッキオ (本誌コラムニスト、ジョージタウン大学教授)
ホワイトハウスの執務室で握手する高市とトランプ(3月19日) EVELYN HOCKSTEINーREUTERS

ホワイトハウスの執務室で握手する高市とトランプ(3月19日) EVELYN HOCKSTEINーREUTERS

政治家の評価は、同業者との比較に基づいて決まる部分が大きい。国内政治では他の候補者に比べ、国際政治では他国の大統領や首相に比べて有能に見えるかどうかが問われる。

これまでのところ、日本の高市首相は日米首脳会談で混乱の渦を乗り切り、トランプ米大統領への対応とその影響の緩和に成功したようだ。イラン戦争の負担を分担していないと同盟国を猛批判するトランプに対し、高市の主要目標は激しい衝突を起こさずに首脳会談を終えることだった。

トランプは一対一の状況であれば、ホルムズ海峡「開放」のために何でもやる姿勢を見せないという漫画のような罪状で、日本の首相を激しく非難する──半可通なら誰もがそう予測したはずだ。

しかもトランプはこの首脳会談で、真珠湾への「奇襲」について常識外の脱線発言を行い、戦後の日米関係史上最悪とも言うべき外交的失態を犯した。私はその映像を初めて見たとき、AIを使った風刺だと思って笑ってしまった。

かくも無神経でばかげた発言にも表情を崩さない高市の能力は超人的だ。トランプに対する的確で心理的に巧みな賛辞を連発する能力は、この世のものとは思えない。

トランプは欧州の同盟国を酷評する一方で、日本には「最優秀」の総合評価を付けた。高市もすかさず、日米間の経済関係強化は今後も不変だと強調した。天然ガスと原子力発電を通じた追加投資の対象として言及した4州は全て、大統領選でトランプが勝った州──これも見事な手腕だ。

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